栗は季節を感じさせる貴重な食べ物です。市場に栗が出荷されているのを 見ると「ああ、秋だなあ。」と思います。でも、ちかごろ栗があまり生では 売れなくなりました。なぜだろう?と考えると「食べるのにめんどくさい」と いうことなんですね。食べるとおいしい、ということはわかっていても 煮るのがめんどう、皮を剥くのがめんどう、その割に食べるところが少ない、 という現代人にとってはデメリットのほうが多い果物になってしまいました。 当店では「栗の渋皮煮」を作って販売しています。 すべて手作りなのでごく少量しか出来ないのが難点ですが 評判はすごくいいですよ!! |
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栗の茹で方 2011/09/15 栗も果物なのです。鮮度が大切です。私は栗をまだ数千個位しか むいてはいませんが渋皮と鬼皮が離れている物は渋皮煮にしたときに 皮が硬く また、味も染みにくく香りも良くないように思います。 そのため、仕入れた日に作れないとき また、皮をむいても炊きあげる事が 出来ないときには生のまま水の中に入れて冷蔵庫にしまいます。 これは栗が乾くことを防ぐためと虫の発生を止める為です。 ただ栗がどのような状態で収穫されたかも問題になると思います。 それは栗の実が収穫の時どのような、いがぐりについていたかですが、 私は栗拾いをしたことがないのでわかりません。 ただ栗は生のままでも食べたことがあります。なんとそれは桑畑の草取りの 時に桑の木の下に埋まっていた栗です。とてもみずみずしくて、香りもあり 甘かったのをいまでも覚えています。「がっち(鳥)が埋めて忘れた物だよ」と 母が言いました。これは鳥が冬から春にかけての保存食として埋めた物で 虫食いもなくまた、傷もない青いいがぐりから抜き取ったものだったから 春までも新鮮なままで土の湿気に守られて保存できたと私は思います。 だから私はやっぱり新鮮な内に茹でた方が良いと思います。 ただ栗は意外と茹でるのに時間がかかります。たっぷりのお湯に塩と栗を 入れて沸騰後1時間茹で、そのまま1時間お湯に漬けておく、これで渋皮も むきやすく食べられますよ。これは鬼皮のついた栗をゆで栗として食べる ための茹で方です。栗ご飯用には鬼皮、渋皮を剥いて水に入れて乾くのを 防ぎながら必要なだけむいてください。その後、塩を少し入れたお湯で 茹でてあくを抜きます。ただし1分から2分だけでお湯をきり、ざるにとって 冷ましてください。それからお米といっしょに炊いてできあがりです。 この あく抜きをしないと黒くて色の悪い栗ご飯になってしまうので 絶対に忘れないことですよ。 (喜久子) |
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