看板製作記
近藤商店は現在の店舗にしてから10年経ちました。
しかしその間、看板がなかったのです。ふと気づいて「そうだ!看板をつけよう!」
知り合いの方に相談したら、「私にまかせなさい!」「じゃ、お願いします。」という
話になって、しばらくしたら「できたから日曜日に取り付けよう。」と、なりました。
看板を取り付ける前のシャッターボックス
2002年7月14日、いよいよ看板の取り付けです。少しドキドキします。
このシャッターボックスに貼り付けていきます。
これは、あらかじめPCのプリンタで気に入ったフォントを選んで
出力したモノを元にして作った型紙です。
これを作るだけで相当な時間がかかります。
取り付け前の看板の文字です。
これは段ボールのような形状をしたプラスチックの板に
建材用の発泡スチロールを貼って熱線カッターで切り抜いて作ります。
今回の看板取り付け作戦の「設計図」とも言うべき写真です。
このように何も取り付けてない状態の写真に文字を貼り付けて
全体のバランスを見ます。
まず最初に貼り付けたのは「藤」です。
これは、ちょうど真ん中になる文字なので全体のセンターを出して
そこに貼り付けました。
発泡スチロール面に吹き付けているのはスプレー糊です。
これでシャッターボックスの金属面に押しつけて貼っていくのです。
ホントにこれで大丈夫かなぁ?と思うくらい簡単です。
これで「近藤」は完成です。
いやぁ、ワクワクしますねえ。
2文字で感動していられません。次!いこう!
次は「商店」です。これも前と同じ行程で作業します。
この時気をつけなければならないのは全体のバランスです。
つまり字間が見た目で同じでなければならないのです。
実際にやってみればわかりますが、正確に計って同じ字間にすると
アンバランスに見えます。
字の形によっては字間が大きく見えたり小さく見えたりするのです。
いよいよ「近藤商店」が完成しました。
次は「青果」と「生花」の文字を「近藤商店」の両隣に付けます。
まず、「青果」の文字から取り付けます。
他の人には関係がありませんが私は「もともと八百屋」という気持ちが
ありますから最初に取り付けるのはやっぱり「青果」です。
さあ、これで「青果」の文字が付きました。
ここまでくるとだいたいの全体像がイメージできます。
もう、嬉しくて、嬉しくて…
「生花」も取り付けました。
これでメインは出来上がりです。
次は「電脳八百屋」を車庫のシャッターに付けます。
まず「八」がセンターなのでさっきと同じように一番最初に取り付けます。
このシャッターはちょっと高いので慎重にやらないと危ないんです。
だいたいの感じがおわかり頂けると思います。
ただ、こちらはシャッターボックスの幅以内で収まるように
字の大きさを調整してあります。
というのは写真をご覧頂ければわかると思いますが、天井との隙間が
狭いのでこのようにしないと収まりません。
もちろん、製作前に調べてあるのでわかっていました。
「脳」という字は貼り付けが非常に難しかったんです。
というのは字の部品点数が多いからです。
位置決めは、ちゃんと型紙を使って行いました。
「電」という字も部品点数が多かったですが位置決めは
けっこう楽でした。
字の形から直角・平行の部分が多いからです。
これで「電脳八百屋」は完成です。
日本広しといえどもこの看板を掲げている八百屋はいないと思います。
もし、見た方はご一報下さい。
次は「電話番号」です。
これはシールを切り抜いて貼り付けます。
もちろん、プリンタの代わりにカッターを繋いで切り抜いたモノです。
この「シール貼り」の主役は写真で見えるように「ローラー」です。
今では買いたくても売っていないのでこの方も大事にしています。
ちなみにアメリカ製だそうです。
さあ、これで「電話番号」も完成しました。
言い忘れましたがシールを貼るときは中性洗剤を水で薄めて
スプレーで吹き付けながら位置決めをしています。
できた!!!
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