生姜を料理する
といっても難しいことをやろうというのではありません。
紅しょうがや甘酢しょうがを作っておきましょう、というコーナーです。

まず、甘酢しょうがを作りましょう。これは切りしょうが(新しょうが)が出回っている時なら
いつでも作れます。
 生姜を洗い 茎の残りを切り取り薄くスライスします。
 鍋にお湯を沸かして塩少々を入れてさっと湯通しします。
 すぐにざるにとって冷まします。
 生姜1sに対して 酢 300t 砂糖 150c 塩15cの漬け汁を用意します。
 保存用の瓶 またはホーロー容器に3の生姜を入れて
  4の漬け汁を上からかけてざっと混ぜ合わせて出来上がりです。

くれぐれも保存容器は清潔な物を使用して下さい。
冷蔵庫に入れれば安心です。
お寿司に添えたり お酒の箸休めに そのままで美味しく頂けます。


次に 紅しょうがですが 生姜の処理の仕方は甘酢しょうがの1〜3と一緒です。
その後で梅酢に漬けて生姜の重さの6%の塩を入れて紫蘇の葉(梅を漬けるのに使った物)を上にのせて出来上がりです。

もし冷蔵庫で保存しない場合は塩分濃度を15%以上に調整して下さい。
3日位するときれいに染め上がります。
そのまま食べてもまた 焼きそば サラダなどに使っても美味しいですよ。

生姜には強い殺菌作用があり食中毒の予防もかねて刺身など食べるときには必ず
摂るようにすると良いですね。


 生姜エキスには痛みを和らげる作用があることが発見され今注目されていますが、
昔から膝に水がたまる人などが生姜の湿布をするとよいと言われているのを聞きます。
関節の痛みのある人にお勧めの料理を1つ紹介します。


  鶏肉の手羽元とタマネギの生姜風味煮

1 手羽元は熱湯をかけて臭みを取ります。 
2 タマネギは皮をむいて1個を4つ切りか6つ切りにします。
3 生姜は千切りにします。
4 1〜3の材料を鍋に入れて水と砂糖と醤油で味を調えてコトコトと2時間ほど煮て出来  上がりです。 

 とまとの安いときなどには水の代わりにトマトを入れて味付けをコンソメにしても美味しくなります。

 またこれからの寒い時期にはタマネギの代わりに大根も美味しいですよ。

 骨付き肉を使うとコラーゲンもたっぷり取れて関節の保護に また皮膚の為にも良いと思っています。ただ注意することは脂分が多いので煮ながら浮いてきた脂を手まめにすくい取ることが必要です。

 食用学者石塚左玄の言葉に次の様なものがあります。

 春はにがみ 夏は酢の物 秋はからみ 冬は油と合点して食え
  春はふきのとう セリ たらの芽
  夏は瓜もみ ぬか漬け
  秋は生姜 唐辛子
  冬は天ぷら 大根 

どうです 素敵でしょ? 昔の人の知恵は素晴らしいものです。
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